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近隣の施設や駅構内の監視カメラにも映っておらず、目撃者も居ない。二十三年経った今も足取りが掴めず逃走中である。乗車直後から居合わせた八人の乗員・乗客を次々と殺害。現場には犯人が持ち込んだとみられる刃渡30cmを超える大振りの肉切り包丁やサバイバルナイフ、金属バットなどの多種多様な凶器が散乱しており、犯人の残忍性・猟奇性が一目で見て取れる事件現場だったという。

いつの頃からか『ある特定の時間に◯◯電車の四両目に乗ると、神隠しにあう』という都市伝説が囁かれるようになった。惨殺事件のことを知る近隣の人間たちの間では、事件の被害者たちの怨念によるものだとされている。